チエちゃん
陽水 井上
ひまわり模様の飛行機にのり
夏の日にあの娘は行ってしまった
誰にも「さよなら」言わないままで
誰にも見送られずに
ひとりで空へ、まぶしい空へ
消えてしまった
さみしい気持になった時には
むこうの海岸で水着になって
お日様に体を見せつけてやれ
言葉を越えているはずだ
むこうの海の水もつめたい
ばかりじゃないだろ
見知らぬ町から遠くの町へ
何かを見つけて戻ってくるの?
それともどこかに住みついたまま
帰ってこないつもりなの?
どうして君は だまって海を
渡っていったの?
ひとりで空へ、まぶしい空へ
消えてしまったの?