誰かどこかで
hamada shougo
ここじゃないどこかを心に描いて
君はスポーツバッグに
着替えを詰めて
あの冬の朝早く 電車に飛び乗り
生まれ育った町 車窓から見てた
きっと何も見つからないって
分かってた
でもひとりで旅を始めた
もっと高く もっと遠くへ
夢の翼ひろげて
金曜日の混んだBarでオレを誘って
夜が更けるまでクラブで踊って
Kissさえもしないくせに
ホテルの部屋で
オレの肩越しに日の出を待ってる
きっと何も見つからないって
分かってる
でも全てを確かめてみる
もっと熱く もっと静かな恋の炎
探して
似たもの同士のオレと君の出逢い
不思議なかたちをした心模様
きっと何も見つからないって
互いの瞳の中 探してみる
ふいに何も見えなくなった
何故か涙あふれて
ふいに涙あふれて