夏の終り
Shogo Hamada
サンディエゴフリーウェイを
南へ走ってる
国境線越えたら砂埃舞うメキシコ
夏の終りの乾いた風が窓から
おれの口笛吹き飛ばす
フロントガラスに
テキーラサンライズ
もう誰の心も
引き裂くことなんてない
この車もギターも売り払い海辺の町
潮風と波の音を枕にひとり暮そう
ギター抱き締めて眠ったあの頃
貧しさと憧れの中夢に見た
R&R STAR
キャンパスを中退して長い旅に出た
果てしなく続く "ON THE ROAD"
流星のような
幾千もの夜
愛してくれた人
打ちのめす程傷つけた
汚れた悲しいメロディー
身を切るように繰り返す
拍手とスポットライトと
報われぬ涙の陰で
もう誰の心も
引き裂くことなんてない
手に入れたものみんな
失ったって構わない
残された僅かな時間
静かにひとり暮そう
潮風と波の音を枕にひとり暮そう