月と走りながら

浜崎貴司

夏の匂いを 忘れるような
秋の気配に 包まれる夜
駅のホームで 今日はお別れ
ふたり階段 昇る手前で
言葉はうつむいて
ぎこちない「おやすみ」
伝えきれぬ 心をまた置き去りに
最終電車が来るまでの あと数分間
「月が今夜は綺麗ね」と
勇気のないセリフ
終わる季節を眺め
「好き」と言えぬ私

何でも話せる 付き合いだから
変わり壊れる 事を恐れる
目の前の車内に
乗り込んで「サヨナラ」(サヨナラ)
閉まる扉 ガラス越し見せる笑顔
最終電車が動き出し 今日もまた
「これで良かった」と独り言
口にしないセリフ
触る微熱を抑え
月と走りながら 募る想いのまま
「好き」と言えぬ私

Curiosités sur la chanson 月と走りながら de 坂本真綾

Qui a composé la chanson “月と走りながら” de 坂本真綾?
La chanson “月と走りながら” de 坂本真綾 a été composée par 浜崎貴司.

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