あなたに会う旅
Yumi Matsutoya
セーターで拭いたガラスを流れる景色
きらきら粉雪踊ってる
今は寂れた駅を見送りながら
あなたを思い出してる
憎らしい顔つくって 窓に映した
ときどきひどい喧嘩をした
こんな私のことも好きだと言った
あなたが 無性に恋しい
時の列車は走る なつかしい歌を乗せて
時はただ先へ進んでゆく 忘れることも忘れて
いつからゆられているか 覚えていない
いくつも トンネル抜けてきた
もしも終着駅があるとするなら
それはいつのことだろう
時の流れを止めて あふれる涙を止めて
時はただ先へ進んでゆく 忘れることも忘れて