Summer Junction
Yumi Matsutouya
少しだけ眩しそうな瞳を
雲が流れてた
灼けてた顔もすっかり
うすれて見えるね
夢みたいだった絵日記
そろそろハイウェイの出口
私は黙ってあなたのうでをとった
明日は人ごみに戻って
読みかえす余裕もない
1ページにいるのね
今のあなたと今の私と
今のふたりが
消えてゆくの気づかないまま
家までの信号機
どこかで寄り道したいね
なんてことない
場所でいいからあと少し
しばらく会えなくなったって
平気なくらい
フツーの別れ方しようよ
何があってもいっしょにいると
誓った気持ち
口に出せず見送っていた
今のあなたと今の私と
今のふたりが
消えてゆくの気づかないで
見送っていた