海に来て
Yumi Matsutoya
遅すぎた春の 告白残して
逃げるように ここへ
ひとり来ていた
素足は引き潮に埋もれて
心はあなたへ寄せてゆく
のめりそうな影を 風が抱いてる
どんな不安に かられても
時は戻りはしない
なんて孤独な ああ 私だった
あなたを愛する前の私
あなたと離れて すごしてる日々が
かなりつらくても 微笑めるように
瞳はきらめく沖を見て
乱れる髪 耳でおさえて
泣きそうな気持ち 波がさらうよ
どんな言葉で飾っても
きっと嘘はつけない
なんて孤独な ああ 私だった
あなたを愛する前の私
なんて強がりな ああ 私だった
あなたを愛する前の私