クラシック ~Classic~
新司 谷村
あの頃 あんたは
妙にさめて暮らしてた
あの頃 おまえは
甘い夢ばかり話してた
卒業前夜の 街角でお互いの
生き方が許せず殴りあった
忘れないよ
あの時流したあの涙の熱さは今も
もう戻れはしないけど
失くしてないようだお互いに
あの時 おまえの
彼女のこと好きだった
あの時 俺だって
あんたを見るのがつらかった
入社試験の夜は 無口のままで
つぶれて眠るまで飲んだ夜明け
忘れないよ
あの時流したあの涙の熱さは今も
もう戻れはしないけど
失くしてないようだお互いに
オールナイトの店のざわめきの中
俺達流行の男じゃないね
それでいいさ
古いタイプの男さ
想い出を失くすよりは
古いタイプの男さ
想い出失くしてまで
生きたくない