魂のたべもの
Yuho Iwasato, Masaru Yokoyama
何にも言わなくていい だって
何にも聞かなくていい だけど
どうして どこにも どこへ行けるだろう
ひとり 耳をふさいで
取り替えのきく明日なんてもういらない
私だけなら 魂のたべものは何ですか 何ですか
心がいま叫ぶんだ この声だって この呼吸だって
この体温だって この指先だって
使い道も分からないままで
誰にも言わなくていい なのに
誰にも見せなくていい なんて
どれほど どんなに どうしたらいいだろう
ひとり 泣き疲れたら
そんな隠れ家なんてもういらない
私だけかも 魂のたべものは何ですか 何ですか
全部なしにしていいよ この傷だって この震えだって
この渇きだって この畏れだって
終わる時を知らないでいるんだ
絶望の空がひび割れて
黒い欠片が世界に落ちて
夜明けむかえるようにいま光が見えた
魂のたべものは何ですか 何ですか
魂のたべものが 愛ならば それが愛なら
それが夢なら 希望ならば 私だってもう抱きしめてるよ
この手にいま