Fairy Tale
Ryousuke Shigenaga
愛を焦がすように
夢まで堕ちていった
削られた空 潰されるままで
せめて世界の終わりを見せて
永い夜に縛り付けた
深紅の月が笑っている
今宵も果てる姿を晒すまで
痛みの無い 罪と罰を
途切れる事なく刻まれてる
何度壊されても 愛を望む
爪を立てた傷の
行方は誰も知らない
もう自分を憎む事さえできない
御伽話の続きを見せて
歪んだ星 虚ろな空
朧な羽根が踊っている
今宵は誰を犠牲に選ぶ きっと
終わりの無い静寂では
どんな願いも眠りにつく
こんな悲しみさえ知らなければ
永い夜に縛り付けた
深紅の月が笑っている
今宵も果てる姿を晒すまで
黒い雨と闇に潜む
叫び続ける傍観者達
何度壊されても 愛を望む