Nayuta Gride
Takahiro Yasuda
錆びた瞼をこじ開けて
触れられない輝きに 祈りを捧げる
空想の数だけ
絶望が潜んでいること
君は笑っていた
散りゆく那由他の嘘に抱かれ
手にした約束は朽ち果て
この身体を通り過ぎる
美し過ぎた嘘に囚われ
誰かの声が聞こえ振り返る 眩い光の先で
昨日に抱かれ眠る痛みを知る
錆びた瞼をこじ開けて
届くのはこの悲しい悪夢だけで
いつかまた何処かで生まれる
触れられない輝きに 祈りを捧げる
抽象で誤魔化す
生き方に疲れたから
心の裏側
醜くさを認めるしかなくなって
痛みと共に知った事は
その笑顔の裏側に
流れ続けている涙の数
光を遮る物も無く
照らされていく現実に
余計な物なんて一つも無かった
疲れた心で飽きもせず
繰り返す穴だらけのパズルをやめて
破り捨てられた約束も
胸の中に刻んだなら
景色も変わるから
流れ流されて卑怯な僕らは進んだ
唄いながら
時代は廻り続ける
その中に指定席は無いから
錆びた瞼をこじ開けて
届くのはこの悲しい悪夢だけで
いつかまた何処かで生まれる
星が照らし出す
新たな夢をまた見つけて
歩き出すその脚に力を込めたら
破り捨てられた約束も
胸の中で輝いて
祈りへと変わる
景色を変えてく