Another Birthday
たか子 松
僕らにどれほどの
想い出があるだろう
傷つき傷つけた
過ぎ去ったあの日々を
何故か君には上手に
嘘さえつけなかった
時間を忘れて 歩き続けたね
ただ一つのその言葉
いつも言えなくて
差し出した傘の下で
立ち止まったまま
あの夜君の声 力を失くした背中
ただずっとそばにいた
冷たい雨が降っても
夢を見るならその手で
いつか叶えてほしい
いつでもいつでも 君のそばにいる
ただ一つのその言葉
伝えたその日を
二人のもう一つの誕生日にしよう
忘れない言葉そっと
伝えたその日が
二人のもう一つの誕生日になる