Salvation
Inaba Koshi
雲は流れて 遠くに消えてく
僕らの顔も 変わってゆく
君は少しだけ
やせたように見えるよ
心配いらないよ 綺麗ですよ
つらいことばかり 多すぎたなら
泣けるときに泣こう
それが人だからね
救いの手はどこから
やってくるのでしょう
誰かの笑い声 握った手の温度
砂漠のようにかわいてる
その心の中に
いったいどんな
言葉が しみこむの
自分ひとりが おいてかれるような
こわい感覚に つかまって
おしゃれをして 町を歩くけど
気持ちは どこにも 歩き出せない
うごけないのなら もうしばらく
とどまればいいよ
僕は忘れていない
昨日の中にしか 生きられなくて
日付は ぴたりと 止められたまま
深い悲しみが 少しずつ
いえてゆくように
僕はただ 祈っているだけ
救いの手はどこから
やってくるのでしょう
流れる歌声 きらめく波の音
君のいる場所を やわらかく
照らし出すあかり
できるなら僕がそうありたい
僕じゃだめでしょうか?