綺麗事
乾いた空だけ確かに残ってる
狭い籠の中で
冷たい空気が肺を満たす度
あなたの事を思い出した
幾度も心はあなたに触れていた
声も仕草さえも
思えば言えずにいた事ばかりだ
今更遅いね
ほら何度も何度も悔やんでいるんだよ
心にもない事ばっか言った事
遠くへ行ってしまったね
少しずつ忘れていくんだね
思い出という綺麗事で誤魔化さないで
あなたの気配が無くなって
この街も色褪せるんだね
何処へも行けない僕を見て笑っておくれ
暮らしは続いていく
痛みは慣れていく
今が過去に化ける
亡霊の様にただ生きるのは
もう辞めにしたいんだよ
ほら何度も何度も甘えていたんだな
優しさの奥では何を犠牲にした?
遠くへ行ってしまったね
少しずつ忘れていくんだね
全てを美談にするなんて許さないから
愚かな心に従って
あなたの事を想うんだね
何処へも行けない僕を見て嗤っておくれ
愛が欲しいと鳴かないで
こんなに愛しているのに
孤独に疲れたらおいで
ふたりで哂い合おうぜ
遠くへ行ってしまったね
少しずつ忘れていくんだね
思い出という綺麗事で誤魔化さないで
あなたの気配が無くなって
この街も色褪せるんだね
何処へも行けない僕を見て笑っておくれ
遠くへ行ってしまったね
少しずつ忘れていくんだね
思い出という綺麗事で誤魔化さないで
あなたの気配が無くなって
この街も色褪せるんだね
何処へも行けない僕を見て笑っておくれ