憧れのままに
Tatsuya Kitani
ただ悠然と掴んだ
吊り革とダンスして
次の駅で降りてったブレザー
眩しくて仕方ないな
いま 不安定な宇宙を
歩いてかなくちゃね
船から離れないためのロープ
僕も握り直すよ
子供みたいに拾い集めてきた空想
心の骨 探している
星の海で
僕らがずっと抱いてきたあこがれのままに
鳥は翔び 猫はねむる
人はただ夢を見てる
恋に恋をした天使みたいに 君を見つめてる
億光年先の光
ただ僕は 僕のときめきだけ
最終電車の前で
涙を拭っている
別れを知った少女の開花
今がいちばんきれいだ
ただ漫然としがんだ
又聞きの神話も
詩人の声でうたわれたように
僕の背骨になった
僕らがずっと抱いてきたあこがれのままに
Ah, ah-ah, ah
たったひとつ焼きついてしまったあこがれのままに
僕らがずっと抱いてきたあこがれのままに
鳥は翔び 猫はねむる
人はただ夢を見てる
恋に恋をした天使みたいに 君を見つめてる
背が伸びて少し近づける
まだ遠い 遠い最終話へ