初恋列車
Akira Kitano, Ryuichi Satomura
ルルル ルルルル ルルルル フー
終着駅の 青森で
北行く船に 乗りかえりゃ
しぶきがくれの 海峡に
灯り見えます 函館の
何処にあの娘は いるのやら
夜行列車で 来たんだよ
霧がかくした 初恋を
想いだしたらヨー 逢いたくて
かもめが鳴いて 翔ぶ声が
淋しく沁みる みなと町
噂たずねて 苫小牧
ひとめ逢うまで 帰れよか
何処にあの娘は いるのやら
今日も岬に 陽が落ちる
泣いて別れた 初恋を
今じゃあの娘はヨー 忘れたか
ルルル ルルルル ルルルル フー
漁火ゆれる 海沿いを
面影抱いて ゆくんだよ
釧路 室蘭 行く旅は
きっと明日も また続く
何処にあの娘は いるのやら
夜行列車が 仮の宿
胸にせつない 初恋が
北の果てまでヨー 呼ぶんだよ