Survivor
Masaharu Fukuyama
人影で埋められたスクランブル
退屈な映画のように見てた
競争のシステムとイズムに
虚しさを感じながら
いま君がいない
三度目の夏がゆく
まだこの場所で生きる
君さえ仲間さえ 遠ざけたまま
このサバイバルレース この孤独を
受け入れても 叫びたくなる
忙しさで日々をうめて
失望から顔をそむけてる
あの夏に止めた時計と
置き去りの哀しみよ
君に いま逢いたい
ふたり好きな海を歩きながら
不意に君は何か言おうとしたね
他の誰か 心に秘めた君の
くちづけは 遠いぬくもり
また太陽が沈む
モザイクの街を染めて
でもこの場所選んだ
脅える素顔に 仮面をつけて
このサバイバルレース この孤独から
逃げるように アクセル踏んだ
湾岸線 赤く滲む
テールライトただ追い越して
何を求め 何を信じ
君に何が出来たというの?
心と身体 痛めつけて
生きる意味を問い続けても
あの夏に捨てた涙と
もう一度あの海へ
君に いま逢いたい