ここに地終わり 海始まる
きつま 大下
やわらかな乳房に 少し触れてみた
いたずらな僕の瞳に
君は少し微笑んだ
十六夜の月光り 背中を照らした
海猫の鳴き声が
夜の終わり告げている
なぜ君は許してくれるの
なぜ君は僕と生きてゆくの
ここで地が終わって 海始まる
君は海 二人の愛は ここに流れる
静かに瞼閉じて まつげを濡らした
「幸せになろうね」君は少し頷いた
いま君と出会った気がする
いま君と僕は一つになる
あぁ朝焼けがただまぶしい
幾つもの悲しみ背負い歩いてゆこう
ここで地が終わって 海始まる
君は海 二人の愛は ここに流れる
やわらかな乳房に 少し触れてみた
いたずらな僕の瞳に
君は少し微笑んだ
君は少し微笑んだ......