ねがう夜
長い間一緒にいたから そりゃあ夢にも君はいるよね
だけどそろそろいなくなってかまわないんだよ
君と逢って別れて何年経った?
毎日数えている訳じゃないから多分くらいで言える時間は経ってる気がするんだよ
だから (だから) もう夢に出なくていいんだよ
またねとか軽い挨拶はゴミ箱に捨てようね
記憶は風が吹いてもどこにもいかないから
いつも上の空のようで きっとあたしもそうだったよね
あぁ君はもうひとりじゃないから
元気でいてね たまに夢でと願う夜
引き返すつもりはないのに
心が薄くスライスする
何もないって記憶の嘘
涙でバレる
半信半疑の期待はいつも外れてかき氷の雨
癖すら愛しいと思えたのは君に取り憑いていたのだろう
食べ飲み干したって変わらないただれた心の中
勘違いの苺味 あぁ君は知ってた
記憶は風が吹いてもどこにもいかないまま
切った髪が刺さり痛い
嫌な時に浮かんでこないで
壊れた胸のネジは誰にも聞けないけど
君がつけてったものでしょ