Youth
内澤崇仁
暗い 暗い部屋の中
一人 君は話した
『離れたい』
離れたくもないのに
いっそ 二人の約束も
今はもう 気付かぬふりしたい
『忘れたい』
忘れたくもないのに
悲しいのは春のせいさ
君はまた腫れた目をしている
光りだすは夏の星座
目に映るよ
きっと走り出す先には
もっと忘れない思い出
ずっとだから
ずっと離さないでおくよ
そっと流してる涙は
ぎゅっと抱きしめておくよ
ずっとだからずっと笑ってよ
心の場所はどこですか
傷付く場所はここですか
『痛い』
痛い訳はないのに
色づくのは秋の木の葉
君はまた照れた顔染めて
震えるのは冬の言葉
星が降るよ
きっと動き出す先には
もっと刻み込む思い出
ずっとだから
ずっと無くさないでおくよ
そっとこぼしてる不安は
ぎゅっと抱きしめておくよ
ずっとだからずっと笑ってよ
もう果たせぬ約束も
ずっと忘れずに進むよ
ずっとならば
きっと笑える日が来るよ
きっと走り出す先には
もっと忘れない思い出
ずっとだから
ずっと離さないでおくよ
だってさよならするのなら
こんな約束はしないよ
ずっとだからずっと笑ってよ
ずっと