Public Garden
Kenji Furuya
庭に咲く花に僕は何を望む
早すぎる時の流れを少し止めて
肌寒い朝にセーターを着て行こう
少し歩いたら鳥は歌をうたう
流れ出した星の数惑星まであと少し
花の声聞こえたならば
その場所で 動かないでいて
この広い庭の隅で 膝を抱え泣いている
星の歌聞こえたならば
その祈り空にかざして
星の歌聞こえたならば
その祈り空を撃ち抜いて
庭に咲く花に僕は何を望む
強い風にのせて花の種を空へ
流れ出した星の数惑星まであと少し
花の声聞こえたならば
その場所で動かないでいて
花の声聞こえたならば
その場所で眠り続けて