アコガレ望遠鏡
ひとりぼっちには慣れてんだ
気楽だから好きなんだ
ジユウとコドクに憧れ
望遠鏡がトモダチさ
寂しくなんかないね 情けなくなんかないね
ひとり仰ぐ青空 貸し切りのビーチみたいだ
賑やかな話し声が 僕をハリネズミにした
キミらと真逆に生きた歴史の偉人にブラボー
だけど もしも輪の中に 入れてくれたら?
みたいに思うと ギュッと痛むんだ
囁く天使と悪魔が 僕に与えた大ミッション
「さりげなく混ざって来なよ」
イキナリなんて出来ない!
望遠鏡で見てきた星空よりも遠いんだ
「僕もその歌好きだよ」
そのヒトコトが言えない!
スコープで キミらを 覗いては 見ないフリ
明日は雨でもいいや
読みかけのムービープログラム
スターの顔真似した
憧れるだけなら
迷惑にならないじゃん
"誰も傷つけたくない" そんな僕を
"イイ奴かもしれない" と気付いて!
ヘッドフォンの中へ逃げたって 応援歌で溢れてんだ
「踏み出したら変われるよ」 それが難しくて!
消極的なオーラって いつの間にやら出てそうだ
「君もココで話そうよ」 なんて誘って下さい!
スコープで見上げた夜空は 星達が寄り添い合って
仲良く繋がって見える 本当は果てしなく遠いのに
囁く天使と悪魔が 僕に与えた大ミッション
イチかバチか いってやるさ 覚悟は決めたんだ!
オハヨウひとつ言うのに 鼓動が鳴っちゃってたけど
「おはよー! 今日はいい天気だねぇ」
なんて笑顔で言われた
望遠鏡が無くても 手と手が届く距離
明日は雨でもいいや
「正直に言っちゃいなヨ」
明日も晴れるといいなぁ
言えるといいなぁ
ひとりぼっちには慣れてんだ
気楽で好きだったけど
コドクを愛する人生は
僕にはまだ早いや