ひとつだけ、(Hitotsudake,)
ひとつだけ、
ただひとつだけ
なんでわたしは
綺麗になりたいの
それは
きみが迷っても
見つけやすいようにだろう
つめたい電車の窓
寄りかかって
焼ける空を見てた
その名前を
つぶやいたら
この景色が滲んだ
ひとつだけ、
ただひとつだけ
きみとの約束があるだけで
こんなにも
ねえこんなにも
明日が待ちどおしい
せつなく
きみを想いながら眠りにつくよ
話し足りずに
朝になってしまった ごめんね
見えなくなるまで
手を振り続けたよ
この道を通るたびに
あの夜の湿度が香るよ
ひとつだけ、
ただひとつだけ
きみとの思い出があるだけで
こんなにも
ねえこんなにも
街が輝いてみえるから
Ah Ah
つぎはいつあえるのだろう
今日だけは、
ねえ今日だけは
恋人のように手をつなぎたい
人混みに消えてしまおう
きみのぬくもりに包まれて
こんなにも、
ねえこんなにも
明日よ来ないで
くるおしく
きみを想うほど眠れないよ