もう裸足にはなれない
Yasushi Akimoto, Takashi Fukuda
秋が来るのはいつもあっと言う間で
何の準備もできず 恋に破れる
クリーニングに出したノースリーブたち
ビニールの中に閉じ込めた渚
太陽に灼かれて 海風に吹かれて 抱きしめ合った
ひと夏の愛しさ 波間に遠ざかる 儚いね
太陽に灼かれて 海風に吹かれて 名前を呼んだ
ヒールの高い靴じゃ あの日の砂浜は歩きにくい
裸足になる気にはなれないけど
冬は足音を消して 背後に回り
カーデガン羽織っても肌寒くする
恋をしていると そわそわしてしまう
目の前のことも 覚えていないの
首筋の陽灼け ひりひりしてたのに忘れていたわ
悲しみも寂しさも どこかに置いて来た 感情ね
首筋の陽灼け ヒリヒリしてたのに 嫌じゃなかった
後悔するくらいの 強い陽射しだから 惹かれるのよ
パンプス脱ぎ捨てていいと思った
太陽に灼かれて 海風に吹かれて 抱きしめ合った
ひと夏の愛しさ 波間に遠ざかる 儚いね
太陽に灼かれて 海風に吹かれて 名前を呼んだ
ヒールの高い靴じゃ あの日の砂浜は歩きにくい
裸足になる気にはなれないけど