Chamomile no sodatekata
斎藤モトキ
きっとこれはフィクションなんだ
冴えない日々のいたずら
神様がまた意地悪をした
TVショーのワンシーン
そして僕は恋をしてた
ありきたりがマッチしていた
きみが見たいものきみが欲しいもの
全部叶えてあげるよ
だってはじめてじゃ
なにもわからないさ
力の加減も身の引き方も
ああ 怖いねって言われて
やっと気づいたんだ
僕はどこかおかしいみたいだ
月日がちょっと過ぎたら
きみに恋人ができて
とてもかなしくて とてもかなしくて
全部消したくなった
きみの好きだったこの花を添えて
あの笑顔なら僕の中にある
ああ 最後の場面が印象的なんだ
僕のどこがおかしいの
そして大人に連れ去られてく
金属がまたやけに重たい
ああ ふたりのしあわせ こんな簡単に
こわれちゃうんだなおかしい話だ