未来が目にしみる
康 秋元
こんな夜明けを
眺めるのは
たぶん 初めてだ
絞り出された
青い絵の具
溶かすように
空が広がってく
人は決心した時に
見えるものが変わるんだ
いつも同じ朝なのに
目にしみても
ちゃんと見ろよ
どんな呟しくても
あれが未来なんだ
目にしみても
世界は待っている
なぜだろう?
涙が溢れる
悲しいことは
何もない
だけど 切なくて
陽が昇って行く
あの空を
見てるだけで
泣けてしまうんだ
なんて美しいのだろう
思い悩む雲などない
心だけは晴れでいたい
目を逸らすな
雨の時も
どんな空模様も
それが生きることだ
目を逸らすな
すべて受け止めろ!
つらいこと
涙が洗うよ
目にしみても
ちゃんと見ろよ
どんな眩しくても
あれが未来なんだ
目にしみても
世界は待っている
なぜだろう?
涙が溢れる