ブルーテーブル
充 松岡
もう私は全てに見放されたようです
ありふれた台詞には誰も
見向きもしない傷つけた事も
傷つけられた事も消えてくの
最後まで私の目を
見てくれたあなたも
今はもう他の誰か
その優しさで包み込み眠る
窓が一つ部屋の角に
壁は高く外は見えない
いつだったか二人で買った
小さなブルーの机が
一つだけ残ってる
想い出は綺麗に彩られてくもの
道の先にあの虹の橋は
もうないでしょう
あなたの事を私の方が独りにしてた
遠く景色霞んでゆく
色が消えてあなたの孤独が
波の様に私の方へ
打ちつけ砕けては無くなる
窓が一つ部屋の角に
壁は高く外は見えない
いつだったか二人で買った
小さなブルーの机の上に登ったら
小さな窓に今手が届いた