Scar
そんな傷ついちゃいないけれど
やっぱり気になって仕方ないよ
うなだれて
コーヒーカップをすする
古家具で買ったテーブル
ぎらりこっちを見つめてる
そこには無数に入った傷
ムカついて誰かが当たったのかな
恋人の涙の後かもな
そんな傷跡がカッコ良くて
買った事に 気付いたんだ
傷がつくのって
別に悪い事じゃないんだな
擦りむいた心が悲鳴上げて
臆病になったって
包帯は絶対しない
怖くて虚勢張っていた俺
本当のこと知りたくなくって
本当の笑顔じゃなかったんだ
だからもう決めた
誰のせいにもしない 顔上げた
ハートにScar刻むよ
痛みでもっと優しくなれるんだ
怖がって未来を閉ざしちゃ知れない
笑顔があるのさ
俺は笑顔でいるよ
夜が明けそうな空に
軽くはにかんで明日へ
テーブルをポンと叩いて
残ったコーヒーをすすったんだ
ハートにScar刻むよ
いつかそれは絶対に輝く
負けそうで包帯を
してると行けない所があるのさ
俺はそこへ行くよ
ハートにScar刻むよ
痛みでもっと優しくなれるんだ
怖がって未来を
閉ざしちゃ知れない笑顔があるのさ
俺は笑顔でいるよ いるよ