はじまりはAlone
秀彦 別所
青と赤で 散りばめた 夜の滑走路
慌ただしい 人の波
かすんで見えた
恋人のまなざしを 友達の涙を
振りほどき あの都会(まち)
憧れた日の中へ
はじまりは ALONE
静かな夜 ALONE
胸の 祈りが
叶う日まで SILENT NIGHT
翼の見える 窓際
手紙を読んだ
流れてくる 切なさに
離陸を 告げた
泣き声や笑い声 染みついた街から
夢だけで 季節の
素顔さえない都会(まち)へ
ざわめきの中震える 指先
せまい シートで握りしめた 夢
たどりついたら空が 白くて
星を 探せば街を 埋めていた
はじまりは ALONE
静かな夜 ALONE
胸の 祈りが
叶う日まで SILENT NIGHT