青空
Takanobu Yoshida
放物線描いて落ちた
昼飯はスーパースローで
木陰のベンチ 漂うフレーバー
排ガスとなんらかの花
並び立ったビルディング
知らん人らが生きてる
拡声器で怒鳴る声は
青すぎる空に溶けた
嘘つきがのさばるのを知っている
嘘つきがのさばるのを知っている
だけの
いつか君と出会う その時に
なんて言えるか 思い倦ねてる
掃いて捨てるようなこの日々を
なんて呼べるか 今も考えてる
鏡の前で真似していた
変身のポーズを
大きく息を吸い込んで
道の真ん中に立って
嘘つきが泣いてるのを見ている
嘘つきが泣いてるのを見ている
だけの
蹴飛ばしてよ
いつか君と出会う その時に
なんて言えるか 思い倦ねてる
掃いて捨てるようなこの日々を
なんて呼べるか 今も考えてる
思案してる
案じている