White Spell
(眩しさで)
(もう見えない)
風が強くて胸が騒ぐ
鳥は季節を越えて飛んだ
星を目指しどこまでもゆく
ぼくら旅人
鮮やかな景色が揺らぎ移ろう
海の青さえ別れを告げ
その日が来たならぼくは
笑うか泣くかなどっちだ(そんな朝は)
きみの跡を追いかけた
一緒に行けたらよかった もう見えない
そろそろ風が冷たくなる
実りの季節なんてすぐ去る
咲き乱れる頃にもう一度
巡り会うため
息が白くなって指がかじかむ
それでも前へもっと先へ
本当のこと伝えたら
怒るか泣くかなどっちだ(名を呼んでも)
その隣にいたかった
ひとりにしないで
孤独に返さないで
きみの寝言は呪文だ
(きみの寝言は呪文だ)
(きみの寝言は呪文だ)
いつか辿り着く時は
笑うか泣くかなどっちだ(そんな朝は)
きみの跡を追いかけた
一緒に行けたらよかった(名を呼んでも)
もうそろそろ冬支度をしよう
実りの季節なんてすぐ去る(そんな朝は)
風に消され 眩しさに閉ざされ
さよならはそんな朝がいい(名を呼んでも)
(もう見えない)
(名を呼んでも)
(もう見えない)