16秒の夢 (16-byo no yume)
豊田道倫 (Michinori Toyota)
[パラダイス・ガラージ「16秒の夢」歌詞]
夕立は逃げて僕笑った ライブハウスの前待っていた
レコードは500円で売っていた
バンドはやっぱり良かった アンコールは今日も無かった
アンケートやチラシはどっかいった
ひとりで街を流してる間
考えてることは16秒後には何も覚えていない
友達が欲しい 友達が欲しい
コーヒーとドーナツ食べたかった
友達が欲しい
土曜日の午後の2時間ドラマ 知ってる役者たちの若い顔
紅茶を飲んでうたたね
図書館の本返しに行く しおり代わりの小さなメモ
言葉は花のように枯れて
ひとりでごはんを食べてる間
考えてることは16秒後には何も覚えていない
恋人が欲しい 恋人が欲しい
くちびるなめて眠れたら
恋人が欲しい
深夜のテレビのコマーシャルは 高利貸しばかり笑ってる
誰かと見た映画が映ってる 今では遠い街で見たんだ
恋人の頬ふれたい 友達の肩たたきたい
お酒は何杯もおかわり 仕事のことを考える
伝えたいことを語ってみても
お前の心には16秒後には何も残っていない
力が欲しい つよい力が欲しい
消えていきたくないから
大きな金が欲しい
力が欲しい つよい金が欲しい
殺されたくないから
力だけが欲しい