君に会いに行く
Noriyuki Makihara
遠足の前の日が
確かこんな感じで
待ち合わせの時間より
ずいぶん早く出掛けた
日曜日の電車は
みんなやさしく見えて
どんなに混んでても
おだやかに揺れている
いつでもねむってしまう僕に
あの時夕焼け教えてくれた
そんな風に自分が
素敵と思うことを
わけてくれる君が
気が付けば好きでした
デパートの一階で
何げなく歩いてたら
君の香り見つけて
何だかてれてしまった
一人の時はきっと
気にしなかったことが
今の僕に触れてくる
これがきっと恋だろう
こんなにたくさんの人の中で
僕だけ見つけて君がほほえむ
今までいろいろと
あったけれど
君に会えるためならいいと思った
君が思っているのと同じぐらい
好きです