風よ
康 秋元
いつもの喫茶店
窓辺のテーブルで
夕日が沈むまで
あなたを待っていた
しばらく 逢わない
約束したのに
授業終わる度
ここに来て
思い出のレモンティー
風よ 教えてよ
なぜに 心は震えるの?
風よ 教えてよ
淋しがり屋の
プラタナスみたい
扉が開(あ)くたびに
何度も振り返り
初めて 逢った日の
あなたを探してる
恋する気持ちは
進歩がないのに
涙枯れる時
悲しみが
人を大人にする
風に吹かれたら
もっと 素直になれるかな
風に吹かれたら
過ぎた季節を
見送れるでしょう
風よ 教えてよ
なぜに 心は震えるの?
風よ 教えてよ
淋しがり屋の
プラタナスみたい