等活地獄 / Sañjīva - Reviving Hell
殺生罪によって、等活地獄に堕ちる。
お互いに顔を見合わせると憎しみが沸いてきて、掴み合いを始める。
指に鉄の爪が生えて、鋭い刀のように相手を引っ掻く。
鮮血はあたりに飛び散る。
果ては肉も無くなるまで戦う
鋏で心が掴まれる。
眼も刳り貫かれる
骨だけ残ると鬼が拳で骸骨を砕く
凉しい風が吹いて、また生きろと叫び声が命令する。
それから骨がくっついて、元の形になる。
辺りに飛び散った鮮血や肉も元の身体になる。
死んでもすぐに肉体が再生して何度も責め苦が繰り返される。
鉄の爪でひっかき合って、苦しみが絶えない世界。
数えきれない体は激しく怒鳴る
歪んだ形の責め苦を受ける
いつも打たれて立ち上がる
折れた手首で敵を殴る
焼けた鉄の縄で縛られて、刀で刺されて熱い墓に落とされる。
さらに大きな鍋で焼かれる。
そして炎を吐く犬に食われる。
『なんと無慈悲だ、こんなに苦しんでいる俺をなぜそんなに虐めるんだ?』
『自分が重ねた悪業の報いなのに、なぜ恨む?罪を犯す前に考えねばならんぞ。なぜ悪い事をした? 今更後悔しても遅いのだ。決して許されない。』