ディベートソルジャー

Jun Maeda

あまりに孤独になれすぎて黙ったままきみを睨んだ
獣のように近寄ってくるすべて拒んで生きていたんだ
なのに懐にふっと温かな火が点ったんだ
いつもきみに縋ってばかり だから今試されてんだろ
いつもきみはこの手引いて楽園を目指した
煩わしいと思うことが増えたけれども我慢出来る
言葉も慎重に選んでいる たまにもめ事まで発展するが
大抵非は向こう様でちょっとしたディベートゲームさ
いつもきみは歌っていた 異国へとぼくを誘った
ずっと聴かせて欲しかった 銃声が響いた
壊れたサルのおもちゃカタカタと鳴っていた
もう混ぜてもらえないパレードの夢見てた
機械じみたドライさで延命の審判を下す
時に獣にも戻る
そうしなきゃきみに追いつけない過酷な世界
いつもきみは何を見てた ぼくの背じゃ届かない彼方
どうして自分じゃなかったんだろ それだけが悔しい
いつもきみに縋ってばかり 今もまだ縋ったまんまだ
いつもきみはこの手引いて楽園を目指した
春のコテージで寝てた
いっそ最初から夢ならな

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