もっと
圭子 後藤
もう少し待ってれば
帰れる時間になるのに時計を
そう何度も
チャイムが鳴ったら
すごい速さで駆けだした
約束はいつも輝いてた
「もっと笑って」
あなたの喜ぶ顔が見たかった
どうか私を好きになって
いつでも会ってれば
だんだん慣れてく
次第に私は もう安心
恋する乙女は
すごいワガママを言い出し
大切な花は今散ってく
「もっと守って」
そんなことばかりしか
言えなくなった
永遠だけを信じていた
いつもの時問 いつもの場所
待っててくれる
当たり前だった ここに今
私ひとり立ってる
もっと優しく
できるはずだったのにそう思っても
泣いているのは私だけで
そう もっともっとって
いつも求め続けていただけで
あなたの為に何もできなかった